カテゴリ:学校行事

2学年修学旅行日記③:旅行第3日・会津若松と大内宿

 あっという間に旅行3日目。紅葉ピークにはまだ少し早いものの、東山温泉の朝晩は冷え込みました。昨夜は小雨があがった後、露天風呂からきれいなお月様が見えていました。お風呂上がりにはコーヒー牛乳の自販機が生徒の人気を呼んでいました。

 さて、10月21日(木)朝8時半に宿を出発、まずは①赤べこ作り体験と②武家屋敷・鶴ヶ城見学の二手に分かれて最終日がスタートしました。会津地方の郷土玩具・赤べこは、厄除けのお守りや縁起物として長年愛されてきた民芸品。その謂われの説明を聞いた後、いざ筆をとり、見本を参考にしながら思い思いの模様を絵付けします。校長先生を始め、引率教員も生徒と一緒に挑戦、数分後には世界にたった1つのかわいい記念品が完成しました。

 武家屋敷では、会津藩の家老・西郷頼母邸を復元した施設を巡り、歴史的家屋や資料館を見学しました。続いては、武家屋敷からも小さく望むことのできた鶴ヶ城へ。美しいその姿を背景にクラスごとに集合写真を撮影、健脚の生徒たちは天守閣に登り、素晴らしい眺めを堪能することができました。

 

 鶴ヶ城に別れを告げ、昼食に会津伝統食・こづゆを味わったのち、帰路の途中で最終見学地・大内宿に立ち寄りました。南会津の山間部に30軒ほどの茅葺き屋根の民家(お土産屋)が建ち並ぶ、江戸時代の宿場町です。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されたその町並みは歴史情緒たっぷりで、ちょっとしたタイムスリップ感を味わいました。10度を下回る山合いの外気温のせいか、軒を連ねるお食事処の「名物・ねぎそば」の看板が、たまらなく魅力的.....そんな中、ソフトクリームを頬ばる太女生を何人も発見!かわいい民芸品を最後のお土産にと購入する姿もありました。

 

  予定時間を30分ほど過ぎて太田に到着。両手いっぱいのお土産と思い出を携えて、生徒たちは家路につきました。   当初計画からは期間短縮・方面変更となりましたが、3日間の修学旅行には生徒たちの笑顔がたくさん溢れていました。随所に周囲を思いやる行動や礼儀正しさが見られ、さすが太女生!と感心させられる旅でもありました。乗り物に延々揺られたことや入浴が慌ただしかったこと、おしゃべりを我慢して食べた夕食も、高校生活の愉快なエピソードとしてくれることと思います。

 旅行実施に当たりまして、ご家庭のご理解とご協力、並びに旅行社他関係各位のご尽力に感謝いたします。

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2学年修学旅行日記②・旅行第2日・松島・仙台/猪苗代

 令和3年10月20日(水)旅行第2日は、クラス別見学の1日でした。

 早朝5:30、宿泊したホテル大観荘のロビーには部活動ジャージ姿の太女生たちが朝練のために参集しました。注意事項を聞いてから、各部活動ごとにそれぞれ駐車場へ繰り出します。徐々に周囲が明るくなってゆく中、約1時間にわたり柔軟体操やランニングなどで爽やかな汗を流しました。

 朝食後、ホテルを出発。松島湾を巡る遊覧船の旅では、潮風を受けながら美しい日本三景の島並を観賞しました。外海に出た途端、上下左右に船の揺れが大きくなってびっくり。船酔いで残りのクルージングが大変な苦行になってしまった人も。一方、いっときパラついた小雨が上がり、船上から虹を見られて幸運なクラスもありました。クルージングに前後して、伊達政宗公ゆかりの瑞巌寺・五大堂を見学。瑞巌寺山門へ向かう参道の松も津波の被害に遭って、その多くは根元から伐採されたとのこと。新たな植樹が施されていました。

 

 昼食は生徒待望の牛タンランチ!コース選びの段階から、全クラスが迷わず選んだメニューです。おなかいっぱい仙台の味覚を堪能した後はお土産購入、レジには銘菓『●の月』などを求める長蛇の列ができていました。

 午後は、3クラスずつに分かれて、仙台うみの杜水族館と猪苗代湖畔の野口英世記念館を見学しました。前者ではカワウソのぬいぐるみ、後者では展示室のアンドロイド英世が、それぞれ太女生の人気を集めていたようです。その後、日がとっぷり暮れた中、会津若松の東山温泉の宿舎へと移動しました。

  

 

 

 

 

 

 

工夫凝らして開催!令和3年度・球技大会

 令和3年10月27日(水)、球技大会を開催しました!種目は、キックベース・ソフトテニス・バレ-ボール・バドミントン・卓球の5つです。新型コロナ対策として、今年は学年別大会の形式に。リモート開会式での愉快な選手宣誓に始まり、午前中は3年生、昼を跨いで1年生、そして午後は2年生と、それぞれの部にわかれて順番に、学年内での対戦を楽しみました。空き時間は自学自習や学年行事(2年生修学旅行写真展ポスター作成)など、有効に時間を活用することとなりました。

 どの学年も試合は和気藹々と進行しましたが、特に盛り上がりを見せたのは3年生の部!受験勉強も佳境に入り、今月は4週連続の模試挑戦とあって、日頃の学習疲れを発散するかのように、どの競技も白熱した名勝負が展開されていました。なお、運営に当たっては、体育委員や関連部活団体、クラス会計係などが活躍。コロナ禍にあっても創意工夫と協力により「観るスポーツ」「躍動するスポーツ」「支えるスポーツ」の3拍子揃った大会が実現しました。 

2学年修学旅行日記①・旅行第1日・南三陸

 深まる秋、令和3年10月19日(火)~21日(木)の2泊3日で、東北方面への修学旅行に2学年生徒が出かけてきました!                                      

 入学直後から2ヶ月の臨時休業と再三にわたる分散登校、様々な行事の中止や規模縮小と、高校生活を制約と我慢の中で過ごしてきた2学年の生徒たちに、どうしても修学旅行を経験してほしいとの熱い思いから実現の可能性を探り、当初予定の広島・京都方面から東北方面に計画を変更。新型コロナウイルス感染症急拡大により、ぎりぎりまで様子を伺いながら緊急事態宣言の解除と県教委の承認を待った末、晴れて実現した旅行でした。

 6時間半バスに揺られて到着した最初の訪問地は南三陸。東日本大震災から10年、地震・津波による爪痕が痛々しく残る海岸沿いの一帯は、今も防波堤工事のためのたくさんの車両が作業中でした。震災講話とボランティア語り部さんによる浸水エリア案内に生徒は熱心に耳を傾けていました。

 鉛筆生徒感想:東日本大震災後、被災地を訪れることが初めてだったことに加えて、発生後のこの10年間テレビ番組での放映等で震災の被害について十分理解したつもりであったが、実際に現地の方の講話やガイドを聞いて、自分が理解していた東日本大震災の被害や被災者の方々の苦悩は全体のほんの一部だったことに気づかされた。

← 被災して屋上まで浸水した当時の防災庁舎遺構