海外研修報告

2018アメリカ研修5日目報告

5日目 2018年7月19日(木)


 本日のボストンは雲一つない快晴、毎日爽やかな風が吹いており大変過ごしやすい気候が続き、日本の暑い夏を忘れてしまいそうです。
 日に日に授業に出かける生徒の顔も笑顔が増え始めています。もちろん上手くいく事ばかりではないと思いますが、それでも小さな自信に繋がっているようです。本日のしおりには、「日に日に英語が聞き取れるようになって嬉しい」「カフェテリアで座る場所を探していた留学生に、食べよう、と誘って一緒に食べた」「最初にあった不安がなくなった」などポジティブな内容が多くありました。また、昨日の振返りの話し合いを受けて、「自分と同じ悩みを持っている人がいて安心した」「出発前の柔軟な考え方・初心を思い出した」「諦めそうだったけどもう一度頑張ってみる」「もっとできることはないか探して行動する」というコメントも多く見受けられました。印象的だったのは「自分の行動が、他の友達の役に立った(参考になった)事、自分の発信したことが相手に伝わってそれがヒントとなり、自分の自信にも繋がった」というコメントです。お互いの発言や行動がうまく相乗効果を発揮しチームとしていい刺激となっているようです。

 本日の午後のアクティビティは盛り沢山でした。まずは、アメリカで起業し医療関連のマーケティング会社を経営されている松川原氏にお越しいただきました。経営者として日米両方の社会や企業を知る立場から、今高校生は何をしていくべきか、というテーマで話が進みます。今年話題となったオリンピックのパシュート選手の話を織り交ぜながら、世界にどのような流れが押し寄せているのか、アジア・IT・人工知能の台頭が著しく予測出来ないで現代社会において、今高校生は何をするべきなのか、という内容を熱くお話しいただきました。

 お話の中では、問題発見能力・問題解決能力・創造能力・構想力を磨いていくべきであることや、他人本位ではなく自分軸で考えることの大切さを説いていただいたりしました。自分の将来を自分の手で設計するには、自分には何が出来て何ができないのか、本来出来る/出来ないと思っていたことが実はできた/出来なかった、という点を知る必要があり、その見極めにはトライ&エラーが欠かせない、という内容が印象的でした。そもそも挑戦して失敗をしていかなければ何も始まらない、どんなに敏腕な企業家でもその裏では何千回もの試行錯誤を乗り越えています。この研修が成功するか否かも多くのトライ&エラーにかかっています。失敗することを恐れずどんどん挑戦して失敗をして欲しい、というメッセージをいただきました。

■松川原氏のレクチャーの様子

 

 その後は場所を移動し、引き続き松川原氏にハーバード大学案内をしていただきました。
ジョン・ハーバード像、大学の図書館としてはNO.1の蔵書を誇るワイドナー記念図書館、 メモリアルホール、卒業式が行われるハーバードヤード、記念ホールなど、興味深いお話を聞くことが出来ました。ハーバード大学の資金力や学内の図書館数(約70館!)について話が出ると、何度も生徒たちから驚きの声が上がっていました。勿論感じ方も様々かと思いますが、学び多い貴重な時間となったことは間違いありません。

 寮までの帰路は、土曜の班別自主研修の練習も兼ねて、先生ともご相談し現地解散と致しました。グループ毎に携帯電話を渡し、いつでも連絡の取れる状態+注意事項を説明し、解散。皆好きな方向へ散っていきました。結果的に時間までに帰宅したグループもいますが、時間を過ぎてしまうグループもいました。その中でも1グループは電車を降りた際にはぐれてしまいました(後に問題なく帰ってくることが出来ました)。そのようなイレギュラーの事態でも、各班が事前に遅れる連絡を入れてくれていたことが一番の安心材料となり待つことが出来ました。予期せぬ出来事にはどう対応すべきか、柔軟に動けていますので安心です。
今回上手くいかなかった事は必ず次に活かしてくれることと思います。

■ハーバード大学訪問中

 

■ワイドナー図書館前

■ステンドグラスの美しい記念ホール内にて

■ジョン・ハーバード像の前で

 

 夕食後のイブニングアクティビティは、サッカー、ボストン・コンテンポラリー・アート美術館、カフェテリアでのリラックスタイムでした。太田女子生徒はそれぞれのアクティビティに参加。サッカー組は「男子留学生と対戦をして勝った!楽しかった」と笑顔と共に戻ってきました。美術館組は、現代美術に触れ「これも芸術なのか」と感性を高めたようです。カフェテリアに残った生徒達も大健闘!各テーブルで他国の留学生を巻き込んでの交流が始まりました。持参した習字道具で留学生の友達の名前を漢字で書いてプレゼントしたり、お吸い物を振る舞ったり、UNOで遊んでいました。果敢に挑戦するも上手くいかず断られることもありましたが、やりきった後は充足感に満ちていました。

■イブニングアクティビティ

 

明日はいよいよ授業ラスト1日となります。全員笑顔で終えられるよう全力で頑張ります。

2018アメリカ研修4日目報告

4日目 2018年7月18日(水)

 

 前日とは打って変わって、研修4日目は朝から快晴、空気は乾いておりとても過ごしやすい一日でした。
 早くもボストンの研修も折り返し地点となりました。朝のカフェテリアでは慣れた顔つきで食事をする姿が見られます。徐々に留学生と食事をする生徒が決まってきました。身振り手振りで英語でお喋りをする人がいる一方で、残念ながら日本人同士で固まってお喋りをしている姿も見られます。

 本日のしおりには、「初日の授業よりもリラックスして受けることが出来た」「耳が前日より英語に慣れてきて楽しかった」「クラスメイトと話すことが出来た」という2日目の授業に対してのコメントが多くありました。しかしながら「襲ってくる睡魔に負けてしまった」という時差ボケと必死に戦っている様子もありました。3回目の授業を終えて帰ってきた生徒達に話を聞いてみると、全日よりも多くの生徒が「楽しい!」と言っており、初日の「どうしよう・・・」といった手も足も出ない状況から抜け出し始めているようです。

 午後のアクティビティでは、ボストン美術館を訪問しました。この美術館は古今東西の美術品が50万点以上収蔵されている全米でもトップクラスの規模です。通常は数日かけて鑑賞するほどの規模ですが、スケジュールの都合上約2時間での訪問となり雰囲気を感じてもらうことで精一杯でした。3グループに分かれ、限られた時間のなかでガイドブックに多く登場するモネのジャポネーゼをはじめ、セザンヌ、ルノワールなどヨーロッパ印象派や古代エジプトの展示を見に行く生徒が多かったようです。私と一緒に回ったグループは、単に絵画を見るだけでなく、じポーズを撮ってみたりと、面白い感性で鑑賞していた事が印象的でした。世界の本物に触れることが出来た今回の美術館見学がひとつのきっかけとなり、勉強だけでなく芸術や文化にも興味関心を持ち、更に知見・教養を深めていただきたいと思います。今回見られなかった作品は、週末の班別自主研修で再度訪問したり、将来再度ボストンを訪れた際に見てほしいと思います。

 

■スタッフより美術館までの行き方の説明

■ボストン美術館までの道中

■美術館にて

 

 寮に戻った後、夕食までの時間を利用して振返りの時間を設けました。というのも、しおりに留学生の交流について、授業についての悩みや自問自答が多く見られ、丁度折り返し地点であるこのタイミングで実施しようと先生とご相談しました。太田女子高校の代表としてチームでボストンに来ています。自分が難なくできている事ももしかすると、他のメンバーにとってはとても難しいことかもしれない、逆も然り。自分が今困っていること・つまずいていることを出し合いメンバー同士でどう取り組んでいくか考えました。最初こそ意見を出すことをためらっていた様子ですが、一人二人と今抱えている気持ち、悩みを出してくれました。「ゲームばかりしていて話しかけにくい」「食事の時、留学生たちが既にグループになっていて話しかけられない」「話が続かない」等など。チャレンジすれば必ずこのような壁にぶち当たります。それに対して、やる前から諦めるのか、違う策を探すのかは自分次第、この研修を充実したものにする、ひいては今後の人生を作り上げるのも自分自身です。この研修に参加しようと思った当時の自分自身の気持ち、保護者の方の思い、日本で待っている友達・クラスメイトの思い、出発式での校長先生の激励の言葉を改めて思い出してもらい、たくさんの失敗、日本では出来ない事、かかった費用以上の何か(お金がすべての物差しではないですが)を得て帰ってほしいことを伝え、数名の有志に今後の目標を宣言してもらい終了しました。

 その後の夕飯時以降は、皆の動きが違ったように見えました。それぞれ自分なりに今できることを実践してくれているように感じます。必ずしも成功する人ばかりではありませんが、それでも気持ちが伝わってきます。普段の行動も出発時と比べると格段に洗練されてきている生徒達。必要な場面で点呼を自主的に行ってくれたり、移動時も他の通行人の邪魔にならないように気を配ったりと、様々な面でキラリと光るものがあります。明日はより一層、様々なことにチャレンジし収穫が多い1日となることと期待し、本日の報告書と致します。

■夕食時

2018アメリカ研修3日目報告

3日目 2018年7月17日(火)

 

研修3日目、天気は午後から下り坂となり、ボストンでは珍しく激しい雨が降る1日となりました。カフェテリアでの朝食風景は、疲労感が溜まっているのでしょうか、昨日と比較してなんとなく日本人同士で固まっているように感じました。留学生の数は合計160名以上、太田女子生徒1人に対して約7人の計算となります。今日はどのようにして留学生と触れ合っていくのでしょうか。

■朝食時

毎日生徒達の授業中、毎日提出してもらっている“しおり”の日記部分を先生と確認しています。そちらには前日の様子について各々が感じたことが書かれています。まずは、他国からの留学生の授業態度について。授業中でもスマートフォンをいじったり、真面目に授業に参加していないように見える、とありました(もちろん、他国からの留学生全員ではありません)。日本人の授業態度と比較するとお世辞にも良い態度とは言えませんが、そんな留学生が日本人の沢山いるクラスでも積極的に、どんどん発言する姿にカルチャーショックを受けたようです。その他、食事の際に同じテーブルに座っても、自分から話しかけないと何も始まらない、盛り上がっている留学生同士の中には入っていけない、、、という感想など、待っているだけではだめだけれども、なかなか一歩が出ない、という葛藤が垣間見るこごができました。語学学校での数日間の生活、たくさん悩んで挑戦して、小さな成功を積み上げていってほしいです。
ランチ後は、世界大学ランキングで常に上位にランクインしているマサチューセッツ工科大学でのキャンパスツアーでした。「工科大学」という名称ですが、言語学や人類学などの文系科目も充実しています。東京大学理科1類から工学部生命工学化を卒業、現在MIT大学院に在学中の吉永さんにご案内いただきました。更に、ラッキーなことにたまたま居合わせた、同じく大学院に所属する鵜飼さんも急遽参加いただき、お二人でご説明いただくことが出来ました。(これも太田女子生徒の持つ強運によるものではないかと思います。)あいにくの雨でなかなかじっくりと景色や建物の外観を見ることは出来ませんでしたが、広大な基地に大学のキャンパスとは思えないようなデザイン性のある建物は生徒たちの目に新鮮に映ったようです。有名なMITのハック(いたずら)や、メディアラボの説明もしていただきました。その後実際の教室に入らせていただき、座談会形式で質疑応答タイムを設けていただきました。どうしてMITへ行ったのか、宿題の内容や大学/大学院への入学方法から、高校時代の勉強法や部活との両立方法、プライベートな話まで多岐にわたる内容で、予定していた時間を延長して貴重なお話を聞くことが出来ました。「日々の学校の授業を大切に、これが一番」というお二人のメッセージが生徒の心に刻まれたのではないかと思います。ボランティアで立候補してくれた生徒代表によるお礼の挨拶で終了
となりました。

■MITツアー中の様子

■有名なドームの前で

■質疑応答中


寮に戻り、再び多くの交流チャンスのある夕食とイブニングアクティビティ(室内スポーツとカフェテリアでのリラックスタイム)の時間となりました。多くの留学生のため、座席がうまく空いていないことも関係しているのか、本日はなかなかうまく関わりが持てないようで悔しそうな表情。このままの調子でアクティビティも終えてしまうのかと思っていたところ、昨日では見られなかった光景が。日本から持参した武器を両手に、“Hello!”と言って輪の中に入っていく生徒。最初こそぎこちない様子でしたが、首から下げている名札や辞書、身振り手振りを使って必死でコミュニケーションを取っていました。折り紙・けん玉・ウノをやっていたようで、何度も楽しそうな笑い声が聞こえてきました。その後、室内スポーツに参加していた生徒が戻ってくるなり、「楽しかった!!!」という言葉と共に楽しそうな写真を沢山見せてくれました。
まだまだどう動くべきか悩んでいる生徒も多いですが、「何かしよう、どうにかしてコミュニケーションを取りたい」という気持ちがひしひしと伝わってきます。確実に前進していることを感じられる1日となりました。この調子を維持したまま、折り返し地点である明日も更なる前進ができるよう、サポートしてまいります。以上で3日目の報告書と致します。

 

■イブニングアクティビティ中

2018アメリカ研修2日目報告

2日目 2018年7月16日(月)

 

ボストンに到着し一夜明けた研修2日目、時差ボケや疲れから朝の集合時間に間に合うか少し心配していましたが、全員時間内に集合することができました。移動時のハードスケジュールによる疲労は溜まっていても、時差や緊張であまり睡眠時間が取れず疲れた顔をしている生徒もいるものの、全員体調良好と申告してくれています。朝食会場であるカフェテリアには、すでに沢山の留学生たちが。その光景を目にした生徒達の表情が「いよいよ」といった感じで一瞬引き締まったように思いました。
FLSインターナショナル フィッシャーカレッジ校では、現在100名以上の留学生が在籍しているようです。出身国はロシア、中国、イタリア、ウズベキスタン、フランス等、常にインターナショナルな環境に身をおくことが出来ます。到着日の翌朝という事もあり、まずはお互いの様子を伺うのかと思いきや、多くの生徒達が早速留学生たちの隣へ座る姿が見られました。まずは大きな一歩ではないかと思います。

■朝食時

朝食後は緊張の授業です。太田女子生徒は事前にプレースメントテストと呼ばれるクラス分けテストを日本で受けていたため、すぐにそれぞれのクラスへ案内されました。 太女子生徒のクラスはIntermediateという中級のイン ターナショナルクラスで、高校生の中でもレベルが高いとのことです。全18レベルの内、7・9・11の3クラスに振り分けられました。授業は1日3時間、4技能(リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング)を総合的に学べる仕組みとなっています。他国生より太田女子生徒の割合が多いクラスもあるのですが、そのような環境の中でも休憩中に留学生に声を掛け接点をより多く持とうとしています。初めての授業を終えて帰ってきた生徒達に感想を聞くと、「・・・難しい」「留学生の発音が良く驚いた」という戸惑いの声が大半でした。まだ1日目ですので落ち込むことはありません。本日プレースメントテストを受けた他国の留学生もいますので、明日以降、更にクラスメイトが増える可能性があります。

■授業中・休憩中の様子

■ランチ中(ビザパーティー)


本日の午後のアクティビティは、ボストン市内を散策しながら建国の歴史を辿ることのできるフリーダムトレイルツアーでした。当時の服装を身にまとったプロのツアーガイドによる説明のもと約一時間半の散策です。アメリカ最古の公園・ボストンコモン、金色に輝くドームが目立つ州議事堂、建国の立役者達が埋葬されているグラナリー墓地、ボストン虐殺地跡など主要なポイントが街の至る所に点在しています。固有名詞や歴史的背景を含む解説は、とてもチャレンジングでパワーが必要となります。昼食後であることや、昨日からの疲労が重なり、眠気と戦いながら説明を聞く生徒も多くいました。幸いにも爽やかな風が吹き日本より過ごしやすい気温であった為、ボストン中心地の雰囲気と歴史を感じ取ることができたのではないかと思います。

■フリーダムトレイル中の様子

 

夕食後は、日替わりで、ショッピング、スポーツ、ゲームなど 3 種類のアクティビティが用意され自由に参加することとなります。寮で休息をとる生徒も居れば、運動着に着替え男子留学生の多い中に飛び込んでいく生徒、目を輝かせながらショッピングに出かける生徒も。起床後~就寝まで常に留学生と交流する機会が用意されている今回のプログラム。初日から物怖じせず留学生の中に飛び込む積極的な生徒が多くいましたが、流動的なスケジュールに多少戸惑い様子を伺う姿もありました。こちらでの生活も丸一日過ぎ、1 日の流れが一通り掴めたはずですので、明日は時間の有効活用をして本日より一歩進んでくれることと期待しています。

■夕食中・イブニングアクティビィ

以上、2 日目の報告書を終了いたします。

2018アメリカ研修1日目報告

1日目 2018年7月15日(日)

いよいよアメリカ研修当日、朝から日差しが強く暑さは厳しいものの、出発に相応しい晴天となりました。集合時間の10:30までに全員集合することができました。お暑い中、お集まりいただきました保護者の皆様、先生方、誠にありがとうございました。

多くの保護者・先生方に見守られながらの出発式では、校長先生とご引率の小舩先生より激励のお言葉があり、別れを告げいざ成田空港行のバスへ。空港までの道のりは大きな渋滞もなく順調に進み、車内の会話から生徒達の興奮具合が伝わってきました。予定よりも早く空港へ到着し職員のサポートの下、てきぱきと各自自動チェックイン機にて搭乗手続きを済ませました。次回からは一人でも海外へ行けるよう、チケットや電光掲示版の見方を全員で確認。それぞれ様々な思いを馳せながら搭乗までの時間を過ごし経由地のニューアークリバティー―空港へ向かいました。

■出発式

■成田空港にて

約 12 時間強のフライトを経てニューアークリバティー―空港に到着。機内では映画鑑賞やゲーム、または睡眠をとって明日からの研修に備えたりするなど、各自思い思いに過ごしてもらいました。1 日目の最大の難関であったであろう入国審査では、皆身構えていた様子でしたが、約半数の生徒は何も質問されず肩透かしを食らった生徒、逆に質問攻めになってしまったラッキー(?)な生徒もいましたが、全員問題なく入国完了。その後、乗継便の搭乗時間までフリータイムとしていましたが、その間、早くも英語でコミュニケーションをとる生徒たちの姿が。外国人の方に声を掛けられ必死で何とか伝えようと、しかし楽しそうに会話をしている光景がありました。最後は一緒に写真を撮ってもらったようです。このような一つ一つの成功体験の積み重ねが自信に繋がるのだと感じました。

■ニューアークリバティー空港にて

ボストンへはほぼ定刻で到着。これからお世話になる語学学校FLS のスタッフに出迎えられ、寮へ移動。簡単なオリエンテーション後、漸くそれぞれの部屋へ移動しました。学校を出発して丸 1 日以上、ようやく長い1 日が終了しました。生徒達はまだまだ元気です。(ボストンの夜はとても過ごしやすい気温でした)

 

■ボストン到着!

■語学学校スタッフよりオリエンテーション

 

明日から語学学校での生活がスタートします。ご引率の小舩先生からも「他人任せでなく、今何をすべきか、何をしているのかをイメージしながら行動してほしい」とメッセージをいただきました。ボストンでの滞在は有限です。気が付くとすぐに帰国です。1 分1 秒を無駄にしないようチャレンジしてほしいと思います。また、各国から集まる同年代の留学生の中でどのように切磋琢磨し頑張っていくのか、また、太田女子生徒同士どのように協力をしていくのかご報告していきます。

2017アメリカ研修9日目報告(最終)

9 日目 2017 年7 月 10 日(月)

 

早いもので、合計 11 日間の研修も残りわずかとなり、本日ニューヨーク研修の最終日となりました。天気は晴天、28 度で少しじめじめとしますが、日陰では過ごしやすい一日となりました。
バスでエンパイアステイトビル、ブルックリン橋、ニューヨーク市役所、チャイナ/コリアタウン、ソーホー地区、金融街を車窓観光した後、最初の目的地である“バッテリーパーク”へ到着しました。ニューヨークといえば「自由の女神」を一番に思い浮かべるかと思いますが、この公園は女神が(小さくですが)見える場所でしばしの間散策しました。

 

※中央後ろにある細長いものが自由の女神です。

 

※バッテリーパークにて

 

その後、2001 年の同時多発テロが起きた、ワールドトレードセンター跡地に出来た「9.11 メモリアル」という場所を訪問。3,000 人以上の犠牲者・行方不明者を出したテロから 16 年経った現在は、整備も行きわたり犠牲者の慰霊碑を兼ねた博物館や施設があります。驚くことに、復興を象徴するかのようにワールドトレードセンターを上回る高さの「ワンワールドトレードセンター」が建てられています。日本人の感覚としては考えにくいことですが、テロがあった場所にそれ以上のものを建設したという事は「テロの脅威には屈しない」という強い意志が表れていると思います。
昼食後は、この研修のもう一つのメンイイベントである国際連合へ移動。ここでは太田女子高校さん用の特別レクチャーとして、国連施設の一つであるダグ・ハマーショルド図書館で 28 年間勤務された佐藤様のお話を聞きました。「国連で働くとはどういうことか」というテーマに、今何をしておくべきか、どのようなパスウェイを辿るべきか、必要なスキルや適性についてお話しいただきました。国連と聞くと政治学や国際関係学を学ばなければ、と思われるかもしれませんが、実は、経理や人事・弁護士や医者など様々な職種があるようです。また世界各地に国連オフィスが点在し、加盟国の193 か国からくる職員たちと仕事をする為、英語、専門知識を習得するだけでなく、多様性を尊重できる柔軟性や、コミュニケーション能力がベースになる、という事も教えていただきました。生徒達の前のめりになるほどの真剣な表情と終わることのない質疑応答に予定時間をオーバーし1.5 時間もお話しを聞くことができました。目の前にあるチャンスを逃すまいとする強欲な気持ちはグローバル社会で活躍していくためには必須となります。めったにこのような国例職員の方からお話を聞くことは出来ないので、高校1 年生のこの時期にこのような世界の最前線の話を聞けることは非常に貴重なことです。国連に興味のある生徒や興味を持ち始めた生徒もたくさんいますので、将来の選択肢の一つとなるのではないでしょうか。

 

※国連前での集合写真

 

※佐藤様のレクチャーと記念写真、生徒代表挨拶

 

その後、2グループに分かれ国連内のガイドツアーに参加しました。総会や安全保障理事会で使用される会議室を見学することができました。ここでも生徒たちはいくつも質問をして疑問点を解決していました。 国連総会は実際に9 月の第3 週目の火曜日より始まり、日本でもニュースとなります。その際は、今回自分の目で見たところですので身近に感じることができると思いますので、今以上に世界のニュースに敏感になれると思います。

 

※国連内のガイドツアー(安全保障理事会や総会などが行われる場所含む)

 

ホテルに戻った後は、この研修の最後の締めくくりとなる、群馬県出身のニューヨークで活躍する女性3 名(内1 名は太田女子高校ご出身)との食事を兼ねた交流会がありました。ニューヨークという世界の中心地で活躍している地元の先輩の話を聞くことはなかなかできません。この交流会はボストンで学んだこと・考えたこと・将来に対する思いを自分のなかでうまく昇華していくいい機会になります。6 名~7 名に分かれ 3 グループで交流しましたが、どのテーブルも大変盛り上がっておりました。生徒たちは、先輩たちが海外へ出た理由、英語の勉強について、学部の選び方について、職業について、留学について等、たくさんの質問が出ていました。予定していた 2 時間はあっという間に終了し、2 名のボランティアがゲスト3 名へお礼・感想を言ってもらい終了しました。ゲストの方々は、何よりも太田女子生徒の皆が個性的で元気、面白い!というところに驚かれており、今までの高校生の中で一番興味深かった、というコメントをいただきました。実は、ボストンの語学学校スタッフや現在ニューヨークを案内してくださる日本人ガイドさんにも同様のコメントをいただいています。いかにこのメンバーが素直でキラキラしているか、一人一人が自分の存在感をしっかり出せていることが改めて分かりました。今回の交流会で得たものを今後の進路や将来設計にも生かしてもらえることを期待します。

 

※ゲストの方々との記念写真と、生徒代表の挨拶

 

さて、明日は日本への帰国のみとなりますが学校に無事戻るまでが研修ですので、水曜日に全員の元気な姿をお見せできるよう、改めて気を引き締めてまいります。明日は終日移動日となりますので、第二回アメリカ研修の報告書は本日が最後となります。学校帰着までもうしばらくお待ちくださいませ。

2017アメリカ研修8日目報告

8 日目 2017 年 7 月9 日(日)

 

いよいよボストン出発の日を迎えました。5:40 集合と早朝からの移動となり、疲れも溜まっている上、昨晩も夜遅くまで交流や荷物の準備をしていたようなので時間通りに集合できるか多少心配しておりました。更に寮のエレベーターは1基しかないのでスーツケースを持っての移動は大混雑が予想されます。ところが生徒たちは、知恵を出し合ってくれました。寮の階ごとにスーツケースを持って降りる時間を決め、効率的に・正確に集合できるように全員が行動、これには先生も私も驚きました。研修を通してもともと皆にあった力に更に磨きがかかったように感じます。フィッシャーカレッジ出発時は、今までお世話になりいつも優しく接してくれていたスタッフとの涙の別れとなり「ボストンに残りたい」「帰ってきたい」という生徒が多くいました。

 

 ※スタッフと涙のお別れ

 

ニューヨークに到着後はバスに乗り込み中心部へ移動。ニューヨーク州は人口2,000 万人、そのうちニューヨーク市は幅約4キロ、長さ約25キロの小さな面積に160万人ほどがおり全米No1の人口密度の高いエリアです。経済、ファッション、エンターテイメントの中心地であり地下鉄は 24 時間で終電というものがありません。人種も様々、世界の一流が集まるこの街は世界中の人を魅了して止みません。車内では“ニューヨーク”感が増す度にシャッター音と歓声が上がりました。

 

※ ニューヨークへ移動

※徐々に近づくマンハッタンのビル群

 

まずはタイムズスクエアで各自昼食を兼ねた自主行動を行いました。アメリカは現在夏休みの為、全米各地からの観光客でニューヨークは常に混んでおり特にタイムズスクエアは様々な人種や言葉が飛び交っていました。観光客目当ての大道芸人やスリも多くなるのでいつも以上に注意を払わなければなりません。2 時間後の集合時には大きなお土産の袋を持っている生徒。お昼もそこそこにタイムズスクエアエリアを散策したようですがまだまだ時間が足りなかったようです。初めての場所にもかかわらずどんどん行動できるのは、ボストンの研修を乗り越えたからこそであり、皆の自信が感じられました。道に迷うこともなく全員時間内に集合できたのは言うまでもありません。

 

※タイムズスクエアにて

 

その後、研修の目玉の一つであるブロードウェイミュージカル「ライオンキング」を鑑賞しました。ブロードウェイを夢見て世界中から一流のダンサーや歌手が集まるため、全てのレベルが桁違いでオープニングから鳥肌が立つほどです。冒頭から迫力のある歌と踊りに魅了され、演出に大感動、終始涙を流して感激している生徒もいました。勿論、全て英語ですが、リスニング力がついてきた生徒たちは、聞こえた単語をひろい意味を理解できたのではないでしょうか。なによりも、一流のものに触れられた経験は、彼女達に非常に大きなインパクトを与えたはずです。夕食後は連日の疲れもあるので各自ゆっくりと休んでもらいました。

 

※ライオンキング鑑賞

 

※ホテルでの夕食時

 

残すところ、明日が最後の研修となりました。ラストを飾るプログラムは国連訪問とニューヨーク群馬県人会の方々との懇談会です。最後までトラブルが起こらないよう、気を抜かず全員で走りぬきたいと思います。

2017アメリカ研修7日目報告

7 日目 2017 年 7 月8 日(土)

 

多くの生徒が楽しみにしていた班別自主研修のある 7 日目は、昨日の雨がすっかり上がり晴天となりました。
当初は雨や雷が予想されていましたが、太田女子生徒の頑張りが通じたのかもしれません。気温もぐんぐん上がり 30℃と立っているだけで汗が噴き出るほどでした。

 

※朝食時

 

班別自主研修に際し、班長は班員をしっかり見る、班員は班長をサポートする、時間厳守、無理なこと・危険なことはしない、そして思いっきり楽しむ!ことを皆で約束。各班の班長には1 台携帯電話を持ってもらい、遅れる場合、迷った場合等何かあった場合は必ず電話をしてもらいます。それぞれの班が事前に立てたプランをもとにボストン市内へ繰り出していきました。集合時間は 18:30 時です。時間通りに戻ってくることができるか、道に迷わないか等ドキドキしながらみんなの帰りを待ちました。
いつ携帯電話が鳴るかと待機していましたが、心配無用でした。途中雨が突然降ったりもしましたが無事4グループ全員が時間までに、たくさんの笑顔とお土産と思い出とともに寮へ帰ってきました。見たかったものがなかったり、行こうと思った店が閉まっていたり、駅までの道が分からなかったり、反対方向の電車に乗ってしまったり、、、たくさんの小さなアクシデントはあったようですが、そのたびにメンバーで知恵を出し合って乗り越えたようです。また街行く人たちもとても親切で道案内をしてくれて無事目的地に到着した班もいました。人の優しさに触れ、メンバーの団結を深めつつ最後のボストンを思いっきり楽しむことができました。しっかりとルールと時間を守って行動してくれた皆に感謝です。

 

※班別自主研修を終えて(左上から時計回りで1~4班)

 

いよいよ明日は憧れの街NYへ移動します。寮チェックアウトの注意事項や集合時間(AM5:40!)を確認し夕食を食べて各自パッキングや就寝準備に移りました。何名かはカフェテリアに残りUNO やアメリカ式じゃんけんをして最後の最後まで FLS スタッフとの交流を楽しんでいました。彼女たちの体力は底なしです。このまま明日も元気いっぱいに五感をフル活用してNYという街を満喫してまいります。

 

 ※修了式でプレゼントされたTシャツを着て

 

※夕食~イブニングアクティビティ時

2017アメリカ研修6日目報告

6 日目 2017 年 7 月7 日(金)

 

本日はボストンに来て初めての雨となり、気温も上がらず 23℃で少し肌寒い1日でした。この日も朝から留学生と一緒にご飯を食べる姿が目立ちました。明日土曜日からは多くの留学生がニューヨークに旅行に行ってしまうため「もしかすると目の前にいる留学生と話すチャンスは今しかないかもしれない」、そんな思いで勇気を振り絞って話しかけているように思いました。

 

※朝食・昼食時

 

午前中の英語クラスは本日で終了です。合計4 回の授業でしたが悩んだり苦しんだりしながらも、同時に楽しんでいる事が毎日提出されるしおりから伝わってきています。失敗を恐れずに行動・発言する、という事を書いている生徒が多く、この意識を日本にも持ち帰ってぜひ周りに伝えてほしいと思います。

午後は、全米で古い図書館の一つであるパブリックライブラリーへ。映画に出てきそうなほど美しい新旧の建築デザインが同居する内装の図書館は現在でも使われています。その後、ボストンで2 番目に高いプルデンシャルセンターに隣接するショッピングモールへ行きしばしの間自由時間を設け各自好きなように過ごしてもらいました。

 

※パブリックライブラリーにて

 

夕食後は、今週末に卒業するベトナム人留学生とともに英語クラスの修了書授与式を行いました。プレゼントとして語学学校のTシャツをいただきTシャツのデコレーションをするフェアウェル(さよなら)パーティーが始まりました。仲良くなった留学生に声を掛け、名前やメッセージを書きあいながらハグをしたり目を赤くしたりしている生徒、「帰りたくない」と名残惜しそうにしている生徒、日本人同士で英語を使う生徒、各自の部屋に戻る 22 時ぎりぎりまで留学生、FLS スタッフ達と談笑している様子を見ていると、どれだけ濃い6 日間であったのかが伝わってきました。初日同じテーブルにすら一緒に座ることができなかった彼女たちから今の姿は想像できません。ここで仲良くなった人たちとの関係を大切にして彼女たちの一生の宝物にしてほしいと思います。

 

※夕食時

 

※修了式&フェアウェルパーティ

 


明日は皆が一番楽しみにしていたであろう班別自主研修の日です。事前にボストン市内で行きたいところを調べ班でルートや行程を考えてもらいました。自主研修をするにあたり、団体行動をする上での時間やルール順守は絶対です。しかしながら、緊張が薄れてきたからか本日集合時間に遅れる生徒が数名出てきました。一人の遅れが全体にどれだけ影響を与えてしまうか、更に自分のチャンスも無駄にしてしまいます。また気のゆるみが思わぬトラブルを招きかねないので一度気を引き締め直してこれからの研修に臨むように伝えました。明日も生憎の雨模様となりそうですが、安全第一にボストン最終日を満喫したいと思います。

2017アメリカ研修5日目報告

群馬県立太田女子高等学校 第二回アメリカ研修
5 日目 2017 年 7 月6 日(木)

 

早くも研修5 日目、ボストン出発日が刻々と近づいていると同時に、こちらでの生活にもかなり慣れてきたようです。ちょうど研修の折り返し地点となりますので、朝食前に有志で研修振返りの場を設けました。疲れている中、朝食前の眠たい時間に何人の生徒達が来てくれるか、、、と思っていたのですが、続々と 13 名が集まりました。この振返りの場では、研修はどうか、100%やり切れているか、悩んでいることはないか、もしあればど
うすればいいか、逆に何か成功したことはあるか、等を皆で意見を出し合いました。やはり、「英語の授業で発言できない、食事の際もただ隣に座るだけで何もできない、、、」など悩んでいたようです。皆で思いを話したり解決案を出したりすることで、こう思っているのは自分だけではない、とホッとした生徒もいたかと思います。残りの研修も挑戦をたくさんして悔いのないようにしようと話し合い、いざ留学生がいるカフェテリアへ。早速考えた案を実践する姿や振返りの場にいなかった友人にも「こうしよう!」と声をかける姿が沢山ありましたが、その方法が必ずしもうまくいくとは限りません。しかしこの挑戦は決して無駄ではありません。どのようにすれば上手くいくのかをこのトライ&エラーで見つけて欲しいと思います。
英語クラスでは、各国留学生の発言の多さに驚いている声が多かったです。太田女子生徒はその雰囲気に圧倒されてしまいなかなか発言が出来ない、とう悔しさを感じたようですが。中には、一回勇気を出して発言するとどんどん発言したくなって楽しかった!という強者もいました。また、日本では教科書通りに進む授業ですが、こちらでは生徒の発言やディスカッションで授業が成り立つため必ずしもテキスト通りではありません。日本との違いをたくさん教えてくれましたが、それを拒否するのではなく、むしろおもしろい!と受け入れている太田女子生徒は柔軟さや適応力がしっかりと身についていると感じました。

 

 ※クラスメイトや仲良くなった留学生と

 

本日の午後のアクティビティはボストン美術館訪問でした。全米でもトップクラスのボストン美術館は、古代から現代まで世界中の美術品が500,000 点以上も貯蔵されています。とにかく規模が大きいのでたった数時間では到底まわりきれませんが、3 グループごとに目当てのものを見学しました。昨日の松川原氏は感性を磨くことの大切さを話されていたのですが、この美術館訪問はまさにその感性を磨く絶好の場でもあります。私が担当したグループは目にする作品すべてに自分なりの感想を言っており、感性がとても豊かで驚くばかりでした。どの生徒も美術作品から様々なインスピレーションや刺激を受けたと思います。

※ボストン美術館へ移動中

※地下鉄乗車前

※美術館玄関前

※美術館前で留学生と

※日本エリアにて

 

本日の夕食時も果敢に留学生とコミュニケーションを取ろうとする生徒もいましたが、なかなか勇気が出ない生徒もおり少しずつ差が出てきているように思います。カフェテリアの様子を見ていると、日本人同士の話に夢中になり声を掛けたり仲良くなったりした留学生が一人で食べていることに気が付かないでいることもありました。どのような時でもアンテナを張り巡らせることも留学生とコミュニケーションをとるうえで大いに役立つと思います。その後は生徒達が楽しみにしているイブニングアクティビティの時間です。今回は、ボストンコモンでスポーツ(サッカーやバドミントン)、ショッピング、ランドリー、カフェテリアでゲーム、でした。半数の生徒がスポーツを選択し FLS スタッフ、留学生と共に出かけていきました。その他の生徒はカフェテリアで着付け・習字のデモンストレーションをしたり、日本の可愛いシールをプレゼントしたりといろんな手段で留学生を惹きつけていました。中にはそっけない留学生もいて無反応で話しかけづらい人たちもいるのですが、このときは太田女子生徒の周りに集まり笑顔で会話が!生徒達が一つ壁を乗り越えたように感じました。スポーツ組も「太田女子生徒のテンションの高さに留学生たちがノッてくれて盛り上がった!」と非常に良い顔で話してくれました。どことなく朝よりも失敗を怖がっている様子がなくなってきているように思います。
明日の朝からもこの調子で頑張ってくれると期待しています。

 

 

※イブニングアクティビティの様子

 

明日は英語クラス最終日。また、土曜日は留学生たちがニューヨーク旅行に出かけてしまうので交流できる日は実質1日しか残っていませんが、彼女たちがどこまでやりきってくれるか、非常に楽しみです。