海外研修報告
2024 オーストラリア研修 PR動画
本校では毎年、希望者の1~2年生が(50名程度)海外語学研修に参加しています。
2024年度はオーストラリアでホームステイをしながら自然や文化について学んできました。
海外研修 9日目
ついに帰国の日が来てしまいました。
皆、名残りおしそうにホームステイ先の家族と最後まで写真を撮り、本当に帰国するのが信じられないという様子でした。
最後の空港では、現地SPCのスタッフの方にも見送りに来て頂き、お話を聞いて、皆このオーストラリアに来た時の事を思い出して感極まる場面も。誰もが本当にこの9日間よく頑張り、努力していて、今までのどの学校よりも凄い生徒達だとお褒めの言葉を頂きました。
最後は皆笑顔で、また、オーストラリアに絶対に戻ってくるぞと言う、希望に溢れた前向きな言葉が沢山聞こえて来ました。
この研修を通して、最高の思い出と共に締め括りに相応しい皆の笑顔が見れました。
海外研修 6日目
今日は今年1番の寒い日でしたが、天気快晴の中、待ちに待った学校訪問でした。
現地ローカルスクールでは、日本との違いに皆驚きの連続のようでした。
現地の先生が案内してくれ、皆興味深そうに聞いたりまた、質問したりしていました。
学校に着いてからは皆で、太田女子高校とオーストラリアの学校の違いについて話し合いました。
そして、ランチの後は現地スタッフより修了式が行われました。
皆本当に、毎日英語を使って日本語を使わずによく頑張ったとお褒めの言葉を貰いました。
皆最後は、笑顔で誇らしげでした。
週末はホストファミリーと過ごし、ついに日本に帰国となります!
海外研修 5日目
本日は、学校からバスで20分程山の中を走り、キュランダ観光へ!キュランダでは、まず水陸両用車に乗ってジャングルクルーズ。みんな大興奮でした。
その後は、アボリジニナル文化体験で伝統音楽やブーメランを飛ばす体験など盛り沢山に楽しみました。
そして、遂に楽しみにしてたカンガルーやコアラに会えて大興奮な様子でした!
キュランダでは青空の下お弁当を食べたり、買い物したり。本当に一日よく動き楽しみ、帰りのバスは皆良く寝ていました。明日は、ついに現地の学校で英語の授業です!皆緊張しながら楽しみにしています!
海外研修 4日目
今日も朝から快晴です。生徒達も買い物ができる日ということで、わくわくしながら学校からバスで20分程のケアンズ市内へ。
みんな、あれこれ悩みながら家族へのお土産を選んでいました。
その後、ケアンズセントラルでまた買い物とランチを英語を使いながら楽しんでいた様です。
その後、ついに初めての英語のクラスが午後から始まりました!
皆、少し難しいと言いながら楽しかったと前向きな言葉が聞けました。
明日は皆が楽しみにしているキュランダ観光に行きます!
海外研修 3日目
本日は、天気にも恵まれ朝から早起きし、グリーン島へ!グリーン島へは、50分の船旅。天気が良く、海も綺麗でみんな大喜びでした。
グリーン島では、海に入ったり本日のメインアクティビティ、グラスボトムボートに乗り、色んな種類の魚が本当に綺麗に見える事に驚いていました。
そして、お昼はオーストラリアに来て初めてのホストファミリーからのランチボックスを食べ、アイスを買って食べたり、皆各々楽しんでいました!
ランチの後は皆でビーチバレーをしたりしてグリーン島を満喫できた様です。
明日は、ケアンズ市内観光とついに初の英語レッスンが始まります!
海外研修 1日目~2日目
7/13、学校でご家族に見送られて、オーストラリア研修に出発しました!
成田空港では、最後の日本食などを満喫し、ついにJQ26便で、オーストラリアケアンズへ。
ケアンズ空港早朝、4:25到着後SPCのスタッフに出迎えられ、ついに学校へ!
学校のキャンパスツアーをしてもらいその後学校理事による、ホームステイをするにあたっての心構えをご指導頂き、生徒達の身の引き締まる思いが伝わって来ました。
その後、早速英語を頑張って使いながら朝食を食べ、いよいよホームステイのご家族とご対面!皆、良い第一印象を残すべく、頑張ってアピールをしていました。
明日は、グリーン島に行きます!!
海外研修 出発式
令和6年度海外研修が始まりました。
本日7月13日(土)の13:00に出発式を行い、代表として2年生の齊藤知花さんが決意表明を行いました。
その後、バスで成田国際空港へ向けて出発しました。
海外研修に向けた事前研修
7月13日(土)~21日(日)に実施する令和6年度海外研修(オーストラリア・ケアンズ)の事前研修が行われました。今回は、ケアンズとオンラインで接続し、現地語学学校代表の笠原孝仁氏から研修に向けたレクチャーを受けました。
【アメリカ研修8日目】
8日目
いよいよ帰国の日を迎えました。ボストンから7:28発のフライトに搭乗するため、まだ暗い午前4時にタフツ大学を出発しました。
そして、経由地のシカゴ空港では乗り継ぎに時間があったため、空港内の出発ロビーで最後のショッピングの時間となりました。生徒たちは、まだ日本に戻りたくないという気持ちで一杯でしたが、帰りは予定通りフライトの時間を迎えました。
約12時間のフライトの後、羽田空港へ無事到着しました。入国審査、税関検査を経て、バスで太田へ向かいました。首都高の渋滞があったため到着が予定より遅くなりましたが、全員で太女へ帰着しました。
36名で過ごしたアメリカ研修の思い出を胸に、生徒たちは各家庭へ帰って行きました。
【アメリカ研修7日目】市内班別見学を実施しました
今日は班別市内見学の1日でした。生徒たちはそれぞれの計画に従って、ボストン美術館、クインシーマーケット等へ出かけていきました。旅先ではショッピングも楽しみの一つですが、限られた時間で思うようにできなかった生徒もいるようです。それでも、事故等もなく全員無事に帰着できたことは、生徒たちの自信につながったのではないかと思います。
タフツ大学から徒歩10分ほどの場所にスーパーマーケットもあり、生徒たちはこの1週間の滞在で、買い物もスムーズにできるようになったようです。語学研修だけでなく、こうした日常生活を体験できるのは、やはり海外研修の強みです。
そして夕方からは、メジャーリーグの試合も観戦しました(希望者のみ)。フェンウェイ・パークでレッドソックス対アスレチックスの試合でしたが、あふれる熱気の中で吉田正尚選手の活躍も目にすることができました。
【アメリカ研修6日目】MIT(マサチューセッツ工科大)訪問
本日でタフツ大学での授業は最終日を迎えました。生徒たちは修了証を手にし、それぞれ教室を後にしました。この4日間で、生徒たちは日本とアメリカの授業スタイルの違いを実感したようです。ある生徒は「海外の生徒はとにかく授業中に発言する。私達も日本に帰ったら授業中に発言するようにしていきたい。」と意気込んでいました。今回参加した生徒たちが、太女の中で新たな機動力となることを願っています。
午後はMIT(マサチューセッツ工科大学)を訪問し、日本人研究者2名がキャンパスを案内してくださいました。キャンパスのすぐ近くにはグーグルの本社もあり、先日訪れたハーバード大学とはまた雰囲気の異なる街です。ロボット工学を体の機能回復に役立てる研究内容など、生徒たちは興味深く説明に聞き入っていました。また、キャンパスツアー終了後も、熱心に質問をする姿も見られました。
夜は、お別れパーティーが開かれました。明日はスペインの学生たちが帰国するため、彼らとともにカラオケやダンスなどの楽しいひと時を過ごしました。
【アメリカ研修5日目】いよいよ後半戦
今回のアメリカ研修も後半戦に入りました。参加生徒たちは毎日日誌を提出することになっています。なかなか授業が大変ですが、必死に頑張っている様子がそれぞれの文面から窺えます。もちろん、英語で書いてくれる生徒も多く、一生懸命自分のことを英語で伝えようと努力する姿勢にはエールを送らずにはいられません。
さらに、英語だけではなく寮生活での思いを話してくれた生徒もいました。2年生のある生徒は、「身の回りの事を自分でしなければならず大変ですが、色々考えてできるようになりました。」と語ってくれました。自宅を離れて研修する中で、少しずつ人間的な面での成長もあるようでした。
午後はマサチューセッツ州議事堂を訪れました。議事堂を始め、重厚な館内には歴史を感じさせる絵画や像など見応えある時間を過ごすことができました。その後、ボストンコモン(公園)を散策しました。
また、夕食後はボストン現代美術館に出かけました(希望者のみ)。モダンアートの作品が展示されており、生徒たちは閉館ぎりぎりまで作品を鑑賞していました。ここでもボストンならではの思い出ができたようです。
【アメリカ研修4日目】成長の姿がそこかしこに
昨日の雨模様とは打って変わり、4日目は夏らしい空の朝でスタートしました。昨日行われたアメリカ独立記念日の花火観覧のため、昨晩寮に戻ったのが午前0時を回っていました。日本の花火と異なり、短時間にかなり多くの花火を打ち上げるため、生徒たちはその迫力に圧倒されていた様子でした。
本日で授業は2日目となります。タフツ大学はゆるやかな丘陵地にあるため、生徒が滞在している寮から授業が行われる教室までは登り坂を上がっていきます。今日の陽気だと、教室に着くまでには汗ばむ程でした。
授業は昨日同様、各教師の教室へと移動して行われました。1年生の参加者からは、「英語の内容が難しいけれど、聞き取れる内容もあって発言もできました。」と満足そうに語る声も聞こえました。すべてが英語で進む授業の中、彼女たちが一歩ずつ成長する姿を見られ、大変頼もしい気持ちになりました。
午後は、ここボストンで活躍する日本人を迎えて講演を聞きました。講師は八代江津子さんで、ナンタケットバスケットの作製に携わっている方です。また、その他にも様々な事業も展開され、生徒たちへの今後の指針となる内容でした。アメリカでご苦労されたご自身の経験から、「アメリカでは出る杭は引き上げられる」という言葉も登場しました。
夕食後は、寮にある運動場で、バスケットボール、テニス、バレーボールなどのスポーツで仲間たちとの交流を深めていました。
【アメリカ研修3日目】ハーバード大学へ
昨晩は強い雨が降り、3日目は小雨が降る中でのスタートとなりました。そして、英語クラスは今日が初日です。
昨日行われたクラス分けテストの結果は校舎に入る前に伝えられ、生徒たちはそれぞれの教室へと別れていきました。
教室では、スペイン、イタリア、ロシア、メキシコなど様々な国からやってきた同世代の若者たちと共に授業を受けました。
ある教室ではアメリカの独立記念日(7月4日)をテーマに取り上げ、各国の記念日についてディスカッションしていました。また、「自分が自国の記念日に何かやるべきことを決めるとしたらそれは何か」をプレゼンするという課題も出されていました。教室で見学していて、大変興味深い内容だと実感しました。
午後はハーバード大学見学です。生徒たちはボストンでの地下鉄に初めて乗車し、ハーバード大学のキャンパスへと向かいました。
再び雨が強くなりましたが、ハーバード大学で現在学んでいる日本人大学院生の方を迎え、お話を伺うことができました。現在取り組んでいる研究内容や、高校時代にしておけば良かったと思うことなど大変有意義な内容でした。
そして本日はアメリカ独立記念日。この日を祝福するために多くの花火が打ち上げられます。生徒たちは夕飯を早々に済ませ、この花火を見学するため会場へと向かっていきました。
【アメリカ研修2日目】ボストン到着
立派なホテルで一晩休養し、2日目は順調にボストンへと向かいました。
空港から研修会場であるタフツ大学までは、車で約20分。到着後、ランチ、オリエンテーション、クラス分けテストと忙しく過ごしました。今日から日常会話もできるだけ英語で行うようにし、次なるステップアップのため、生徒たちは時差ボケにも負けずに頑張っています。
また、夕食時には、他の国から研修に来ている若者たちと積極的に交流を図ろうとする姿が見られました。太女の生徒たちは昨日よりもずっと表情が明るくなり、明日から始まる英語研修への期待が高まっていきました。
【アメリカ研修1日目】出発
期末テストも終わり、アメリカ研修もいよいよ出発の日を迎えました。楽しみと不安の半々の気持ちで参加した生徒が多かったことでしょう。出発時には静かで穏やかな様子の中にも、元気いっぱい胸をはずませている感じが伝わってきました。1年生の小暮麻里奈さんの決意表明で一行は羽田空港へと出発です。
交通渋滞もなく、羽田空港国際ターミナルに到着しました。今回使用する航空会社は、アメリカを代表するユナイテッドエアラインです。早速チェックインでは、戸惑いながらも何とか自分たちでクリアしました。搭乗が始まり、席に着いた途端に眠りについた生徒も多かったようです。大変寒い機内でしたが、生徒たちはしっかりと寝ていました。
「寝る子はよく育つ。」この言葉の通りです。約13時間後、UA130はほぼ定刻にニューヨークニューアーク空港に到着。入国もスムーズに行い、ボストン行きの便に乗り継ぎのため搭乗口に向かったところ、なんとこのフライトがキャンセルになっていました。激しい雷雨の影響で、ボストン空港が閉鎖となったためでした。
翌日のフライトや急遽宿泊するホテルの手配が完了するまで5時間程度かかりました。その間生徒たちは文句一つ言わず、並んで手続きをする添乗員や引率教師に差し入れまでしてくれ、本当に嬉しい気持ちになりました。太女の生徒は、このような緊急時にもホスピタリティがあり、素直な心の持ち主だと改めて感じさせる一幕でした。
エンパワーメントプログラム2021(アメリカ研修2021 代替行事)
令和3年8月2日(月)~4日(水)にかけて、本年度のアメリカ研修の代替行事としてエンパワーメントプログラムが実施され、1,2年生36名が参加しました。日本在住の様々な国籍の講師の方々を招き、生徒は全てのプログラムにオールイングリッシュで取り組みました。自分のアイデンティティー、SDGs、リーダーシップ、学ぶことの意義やポジティブシンキングなど、様々なトピックについて、チームリーダーのサポートのもと英語でのディスカッションを体験しました。最終日には、参加者全員が自分の将来の目標について英語で堂々と発表し合いました。当初は、自信がなくおとなしい印象であった生徒も、1日1日とプログラムをこなしていく中で変容を見せ、自信を持って積極的に英語で思いを伝える様子が見られるようになり、たいへん有意義なプログラムとなりました。
エンパワーメントプログラム2020(アメリカ研修2020 代替行事)
新型コロナ感染拡大のもと中止になったボストン・ニューヨークアメリカ研修に代わり、少しでもグローバルな視点を持ち、将来を考える機会を持ってほしいと願い、研修旅行でもお世話になっている株式会社アイエスエイにご協力いただき、3月10日(水)~12日(金)の3日間、太田市浜町勤労会館にて、エンパワーメントプログラムを開催しました。1年生15名が参加しました。
このプログラムでは、「自己をしっかり持ち、いかなる場所においても自己の価値判断で行動できる人」の養成を目的とし、日本在住の留学生(大学生)をグループリーダーに迎え、英語というツールを使って、グループディスカッション、テーマに沿ったプロジェクトワーク、プレゼンテーションに取り組みました。
以下、プログラムの現場からの報告になります。生徒の成長した様子をご覧ください。
1日目 2021年 3月10日(水)
エンパワーメントプログラム無事にスタートしております。欠席もありません。
皆さん最初は緊張した面持ちでしたが、アイスブレイクで講師や留学生ともかなり打ち解けた様子です。
その時の様子をお送りいたします。
2日目 2021年 3月11日(木)
2日目も無事終了いたしました。
本日はディスカッションの時間が多く、昨日苦戦していた生徒もかなり発言が多くなっていました。昨日は終了時に疲労の色が見えましたが、今日は終了時間になっても話が尽きないほどで、講師や留学生からも、昨日と比べると大きな変化があったとのコメントがありました。明日はもう最終日となります。
3日目 2021年 3月12日(金)
最終日がスタートしました。
今日も集合時間より早く全員が集まり、体調不良もありません。三日目となると、朝から留学生とも気軽に会話ができるようになりリラックスした雰囲気もありますが、最後のプレゼンに向けかなり気合が入っている様子です。最後の一日、悔いのないような時間を過ごしてほしいと思います。
三日間のプログラムが無事終了いたしました。
最後に行った個人でのプレゼンではこの三日間で学んだこと、成長したこと、今後の目標など非常に堂々とした発表となりました。講師や留学生のアドバイスを熱心に聞き、本番間際まで一生懸命練習を繰り返しており、この短期間でこんなに成長をしたグループはないと留学生も話しておりました。クロージングセレモニーでは生徒の皆さんから講師と 3 名の留学生に似顔絵付きのメッセージもプレゼントしていただき、終了後もぎりぎりまで写真を一緒に撮って別れを惜しんでいました。プログラムが終わることがさみしいと言う声が多くの生徒さんから聞かれたこと、生徒さん自身が自分で変化を実感している様子を拝見し、大変嬉しく思っております。三日間ありがとうございました。
2019アメリカ研修9日目報告(最終)
9日目 2019年 7月 8日(月)
ボストンでは毎日真夏のような暑さでしたが、ニューヨークの朝は涼しさすら感じます。
昨日キャンセルした行程を今日に移した関係で、当初の予定より一時間早くホテルを出ることになりました。外はあいにく小雨が降っていましたが、休息をしっかりとり、豪華なホテルの朝食を食べた生徒たちは気持ちも体もリフレッシュしたようで、清々しく研修最終日をスタートさせました。
ホテルでの朝食 |
最初に訪れたのはセントラルパーク。雨が降っていてもジョギングや犬の散歩をする人が多くいました。人気のスポットまで案内していただきましたが、天候のせいか人はまばら。映画のロケなどでも使われるというこの場所は普段、歩きづらいくらい混むと言いますので、雨でも悪いことばかりではありません。ゆっくりと楽しむことができました。
そこから車で 5 分ほどでバッテリーパークに到着。あの「自由の女神」を臨むことができる公園ですが、この雨の中、見られるかどうか?見られればラッキーと思って歩いていくと、遠くにしっかりその姿を見ることができました。写真にとると何かわからないくらいの小さな姿なのですが、肉眼ではしっかりと斜め後ろからの姿を確認でき、生徒たちも皆感激していました。
雨のセントラルパーク |
後ろに小さく「自由の女神」 |
そして、ワールドトレードセンター跡地。あの 9.11 テロで倒壊したビルがあった場所には現在、水をたたえる記念碑があります。犠牲になった方々の名前が刻まれており、その膨大な数には改めて衝撃を受けました。日本人の名前も見つけることができます。アメリカに滞在し様々な国の人と交流し、世界がどんどん近くに感じている生徒たち。彼女たちにとっては生まれる前の話ですので実感がないかもしれませんが、この場所を訪れたことで今後は自分たちと無関係ではないと感じるのではないでしょうか。
9.11 テロ跡地 |
その後に訪れたニューヨーク公共図書館は歴史のある建築で、内装も美しくまるで美術館ではと思ってしまうほどです。入口にある二頭のライオンの像は生徒たちも「見たことがある!」。豪華な館内は、映画でもよく使われると言われて納得です。
図書館のすぐ近く、グランドセントラル駅ではメインコンコースの天井が一番の見どころ。
数年前に改修したという星座をモチーフにした美しい天井画は規模が大きく、それだけで一見の価値があります。長距離列車の発着駅でもありますが、現地の人は通勤でも利用する駅です。図書館も駅も日常的に使う場所がこのような歴史的建造物だなんてうらやましくなります。
ニューヨーク公共図書館 |
グランドセントラル駅 |
午後は生徒の中でも関心が強かったニューヨーク国連本部への訪問です。中に入るために厳重なセキュリティを通り、見学者であるリストバンドを着用。敷地内には加盟国から贈られた記念物が数多く飾られており、それらを見ているだけでも興味深いものがあります。生徒たちは一時間ほどのツアーに参加しました。国連の様々な活動内容がパネルを使って紹介されていきます。日本人にとって関心が強い広島・長崎の原爆については一層集中力が高まったように見えました。原爆の熱風を後ろから浴びたという石像もあり、その恐ろしさを伝えています。世界の軍事費用をリアルタイムで伝えるパネルには毎秒変わる金額の表示があり、その額に驚愕。このように目で見て理解しやすい展示が多くありました。
実際に使われている会議場に足を踏み入れると「ニュースでよく見るところ!」との声が上がりました。座席には通訳の声を聴くイヤホンが設置されていることに気づいたり、興味津々な様子で会場内を見渡していました。ツアーは英語で行われたので、すべてを聞き取れるわけではありません。ですが、大事な単語は残るようで、時々ガイドの方から質問をされ
ると、口々に英語で返答し、一週間の英語レッスンの成果もあるように感じました。
ツアーの後は、日本人職員の方によるレクチャーがありました。先ほどのツアーで理解が難しかったことも改めて日本語で聞くことができました。国連とは何か?と言う問いに「平和を守る」「人権を守る組織」などの意見が出ます。それらに答えながら、国連の歴史や活動内容についてざっくばらんに語っていただきました。国連で働くには?の質問には試験もあるが、海外での就労体験や専門知識も必要と具体的なアドバイスもいただきました。
国連ツアー |
日本人職員の方のレクチャー
国連訪問を終え、夕食までの時間はタイムズスクエアへ。ニューヨーク一にぎわう観光地ですが、危険も隣り合わせ。時間も限られているので、まずは全員でおみやげ物を扱うお店へ。
NY のロゴの入った雑貨や服など、いかにもなお土産を買いたいという生徒の希望通りの商品が目白押しで、30 分の予定でしたがぎりぎりまでショッピングを楽しみました。その後、希望者にはディズニーストアやスターバックスにも案内をし、それぞれ事前に調べてきたというお目当てのものを購入していました。
今日、というより、この研修最後のプログラムはニューヨークで働く日本人の方との交流会です。レストランで夕食を共にしながら多くのお話を伺いました。今回参加いただいた三名の方は、それぞれメーカー勤務や、留学生サポート、人材派遣など職種は様々ですが、ニューヨークで生活をされていて、中には太田女子高校卒業生もいらっしゃいました。なんでも聞いて!と言って下さり、生徒たちは英語の勉強について、アメリカでの生活について、仕事についてなど思いつくまま質問攻めに。ゲストの方は食事をとることもままならないほどです。海外で生きることへの憧れもありますが、実際に一週間アメリカで過ごしてみて、まだまだそれは難しいことのように感じていた生徒もいます。ですが、目の前にいる素敵な先輩方もかつては自分たちと同じように戸惑い、悩み、失敗したこともあると聞くと、俄然現実的に考えられるようになったようです。外国で生活してみて起こったエピソードには驚くようなことも多く、皆夢中で話を聞き入っていました。食事を終えても話は尽きませんでしたが、タイムリミットが近づき、最後に生徒代表から感謝の言葉を伝えました。「いろいろな話を聞くことができ、とても参考になった。今日聞いたことを今後の人生に活かしたい」。この思いは他の生徒たちにも共通していたようで、レストランからホテルへ戻る道すがら、今日で将来が変わるかも、と言う生徒もいました。この研修が生徒の将来に繋がっていく道を作っていただいたのだと感じました。
交流会の様子 |
話は尽きず |
生徒からお礼の言葉 |
昨日はフライトキャンセルに伴いニューヨークでのスケジュールを大幅に変更せざるを得なかったため、今日は昨日分の予定も盛り込み、一日で多くの場所を訪れました。短い時間でしたが、ニューヨークと言う大都市を目の当たりにし、その規模の大きさ、慌ただしさにすでにボストンが懐かしく思い出されます。明日はいよいよ、アメリカを発ちます。朝 4:00集合と言うハードな一日ですが、多くの経験を経て一回りも二回りも成長した姿を早く見ていただきたいと思います。