アメリカ研修報告

【アメリカ研修8日目】

8日目

 いよいよ帰国の日を迎えました。ボストンから7:28発のフライトに搭乗するため、まだ暗い午前4時にタフツ大学を出発しました。

 そして、経由地のシカゴ空港では乗り継ぎに時間があったため、空港内の出発ロビーで最後のショッピングの時間となりました。生徒たちは、まだ日本に戻りたくないという気持ちで一杯でしたが、帰りは予定通りフライトの時間を迎えました。

 約12時間のフライトの後、羽田空港へ無事到着しました。入国審査、税関検査を経て、バスで太田へ向かいました。首都高の渋滞があったため到着が予定より遅くなりましたが、全員で太女へ帰着しました。

 36名で過ごしたアメリカ研修の思い出を胸に、生徒たちは各家庭へ帰って行きました。

【アメリカ研修7日目】市内班別見学を実施しました

 今日は班別市内見学の1日でした。生徒たちはそれぞれの計画に従って、ボストン美術館、クインシーマーケット等へ出かけていきました。旅先ではショッピングも楽しみの一つですが、限られた時間で思うようにできなかった生徒もいるようです。それでも、事故等もなく全員無事に帰着できたことは、生徒たちの自信につながったのではないかと思います。

 タフツ大学から徒歩10分ほどの場所にスーパーマーケットもあり、生徒たちはこの1週間の滞在で、買い物もスムーズにできるようになったようです。語学研修だけでなく、こうした日常生活を体験できるのは、やはり海外研修の強みです。

 そして夕方からは、メジャーリーグの試合も観戦しました(希望者のみ)。フェンウェイ・パークでレッドソックス対アスレチックスの試合でしたが、あふれる熱気の中で吉田正尚選手の活躍も目にすることができました。

【アメリカ研修6日目】MIT(マサチューセッツ工科大)訪問

 本日でタフツ大学での授業は最終日を迎えました。生徒たちは修了証を手にし、それぞれ教室を後にしました。この4日間で、生徒たちは日本とアメリカの授業スタイルの違いを実感したようです。ある生徒は「海外の生徒はとにかく授業中に発言する。私達も日本に帰ったら授業中に発言するようにしていきたい。」と意気込んでいました。今回参加した生徒たちが、太女の中で新たな機動力となることを願っています。

 午後はMIT(マサチューセッツ工科大学)を訪問し、日本人研究者2名がキャンパスを案内してくださいました。キャンパスのすぐ近くにはグーグルの本社もあり、先日訪れたハーバード大学とはまた雰囲気の異なる街です。ロボット工学を体の機能回復に役立てる研究内容など、生徒たちは興味深く説明に聞き入っていました。また、キャンパスツアー終了後も、熱心に質問をする姿も見られました。

 夜は、お別れパーティーが開かれました。明日はスペインの学生たちが帰国するため、彼らとともにカラオケやダンスなどの楽しいひと時を過ごしました。

【アメリカ研修5日目】いよいよ後半戦

 今回のアメリカ研修も後半戦に入りました。参加生徒たちは毎日日誌を提出することになっています。なかなか授業が大変ですが、必死に頑張っている様子がそれぞれの文面から窺えます。もちろん、英語で書いてくれる生徒も多く、一生懸命自分のことを英語で伝えようと努力する姿勢にはエールを送らずにはいられません。

 さらに、英語だけではなく寮生活での思いを話してくれた生徒もいました。2年生のある生徒は、「身の回りの事を自分でしなければならず大変ですが、色々考えてできるようになりました。」と語ってくれました。自宅を離れて研修する中で、少しずつ人間的な面での成長もあるようでした。

 午後はマサチューセッツ州議事堂を訪れました。議事堂を始め、重厚な館内には歴史を感じさせる絵画や像など見応えある時間を過ごすことができました。その後、ボストンコモン(公園)を散策しました。

 また、夕食後はボストン現代美術館に出かけました(希望者のみ)。モダンアートの作品が展示されており、生徒たちは閉館ぎりぎりまで作品を鑑賞していました。ここでもボストンならではの思い出ができたようです。

【アメリカ研修4日目】成長の姿がそこかしこに

 昨日の雨模様とは打って変わり、4日目は夏らしい空の朝でスタートしました。昨日行われたアメリカ独立記念日の花火観覧のため、昨晩寮に戻ったのが午前0時を回っていました。日本の花火と異なり、短時間にかなり多くの花火を打ち上げるため、生徒たちはその迫力に圧倒されていた様子でした。

 本日で授業は2日目となります。タフツ大学はゆるやかな丘陵地にあるため、生徒が滞在している寮から授業が行われる教室までは登り坂を上がっていきます。今日の陽気だと、教室に着くまでには汗ばむ程でした。

 授業は昨日同様、各教師の教室へと移動して行われました。1年生の参加者からは、「英語の内容が難しいけれど、聞き取れる内容もあって発言もできました。」と満足そうに語る声も聞こえました。すべてが英語で進む授業の中、彼女たちが一歩ずつ成長する姿を見られ、大変頼もしい気持ちになりました。

 午後は、ここボストンで活躍する日本人を迎えて講演を聞きました。講師は八代江津子さんで、ナンタケットバスケットの作製に携わっている方です。また、その他にも様々な事業も展開され、生徒たちへの今後の指針となる内容でした。アメリカでご苦労されたご自身の経験から、「アメリカでは出る杭は引き上げられる」という言葉も登場しました。

 夕食後は、寮にある運動場で、バスケットボール、テニス、バレーボールなどのスポーツで仲間たちとの交流を深めていました。