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2学年修学旅行日記①・旅行第1日・南三陸

 深まる秋、令和3年10月19日(火)~21日(木)の2泊3日で、東北方面への修学旅行に2学年生徒が出かけてきました!                                      

 入学直後から2ヶ月の臨時休業と再三にわたる分散登校、様々な行事の中止や規模縮小と、高校生活を制約と我慢の中で過ごしてきた2学年の生徒たちに、どうしても修学旅行を経験してほしいとの熱い思いから実現の可能性を探り、当初予定の広島・京都方面から東北方面に計画を変更。新型コロナウイルス感染症急拡大により、ぎりぎりまで様子を伺いながら緊急事態宣言の解除と県教委の承認を待った末、晴れて実現した旅行でした。

 6時間半バスに揺られて到着した最初の訪問地は南三陸。東日本大震災から10年、地震・津波による爪痕が痛々しく残る海岸沿いの一帯は、今も防波堤工事のためのたくさんの車両が作業中でした。震災講話とボランティア語り部さんによる浸水エリア案内に生徒は熱心に耳を傾けていました。

 鉛筆生徒感想:東日本大震災後、被災地を訪れることが初めてだったことに加えて、発生後のこの10年間テレビ番組での放映等で震災の被害について十分理解したつもりであったが、実際に現地の方の講話やガイドを聞いて、自分が理解していた東日本大震災の被害や被災者の方々の苦悩は全体のほんの一部だったことに気づかされた。

← 被災して屋上まで浸水した当時の防災庁舎遺構