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2019アメリカ研修5日目報告

5日目 2019年 7月 4日(木)

 

 今日はアメリカ独立記念日、この国にとって特別な一日です。朝 8 時半に寮の前に集合すると、フィッシャーカレッジに通う他の留学生も集まって来ました。マフィンとシリアルバー、ヨーグルトなどの朝食が配られ、長い一日が始まります。まずは寮から数分のボストンコモンで朝食を食べ、スタッフから一日の説明がありました。ゲームやショッピング、そして夜は花火鑑賞と盛りだくさんの内容です。
 総勢 60 名ほどの団体なので、4 グループに分け、それぞれに FLS スタッフがつきました。太田女子は最大のグループなので、我々だけで 1 グループ、となるはずでしたが、以前から親しくしている台湾人の留学生が同じグループになりたいと申し出てくれました。彼女がいることで今日一日英語を話す機会が増えたことに、感謝をしたいです。

ボストンコモンで朝食

FLS スタッフと

 

 朝食後、まず向かったのは Forest Hills です。ガーデンやハイキングコースもある広い公園なので、ここでは 5 人以上でしたいことを選ぶことになりました。が、多くの留学生は芝生に寝転びリラックスモード。太田女子の生徒たちは散策に行ったメンバーと、残るメンバーに分かれました。しばらくするとスタッフが水鉄砲を持って登場。それに食いついたのは他国の男子学生で、まるで子どものように水をまき散らし始めました。太田女子の生徒たちの方向に飛んでくることもあり、悲鳴が上がりましたが、中には「遊びたい!」といたずらに参加する生徒も。散策に出ていた生徒たちも帰って来るなり状況を把握し、仲間に加わりました。スタッフにも容赦なく水風船をぶつける留学生の自由奔放さには負けるかもしれませんが、濡れることも構わず、走り回って午前中が終わりました。

Forest Hills の公園で

 

 昼食は街の中心部に戻り、クインシーマーケットで取りました。約 40 の飲食店が並ぶフードコートなので、何を選ぶか迷ってしまうだろうと思っていましたが、割とあっさりメニューを決めていて驚きました。クラムチャウダーやロブスターなどボストン名物よりも日本食が人気で、日本と同じ味とはいきませんが久しぶりの和食を楽しんでいました。

久々の日本食に笑顔

 

 昼食後は Assembly という駅のショッピングエリアで 2 時間ほど自由時間を取りました。
 今日は今まで関わることのなかった留学生とも交流ができるチャンスでしたが、なかなか近づくことができず、遠巻きに見ている状況が続きました。ところが一人の生徒が勇気を出して写真を一緒に撮ってもらったことをきっかけに、我も我もと声をかけ、写真撮影大会のような状態に。一度声をかけると勢いに乗ったのか、名前を聞いたりインスタを交換しようとしたり、留学生がびっくりするほどでした。生徒たちにとっては写真を一緒に撮ることが目的となっているところがありますが、これから声をかけやすくなることは間違いありません。。

留学生やスタッフとも積極的におしゃべり

 

 ショッピングのあとは、夕食をとり、いよいよ今日一日のフィナーレを飾る花火が見える場所まで移動。時間が経つにつれて人はどんどん増えていき、会場は熱気で溢れています。今か今かと待っていましたが、なかなか花火は上がらず…。生徒たちはこの待ち時間を更に留学生に話しかけるチャンスとして、新しい人脈を作って行きました。日本から持参したおもちゃや本日購入したアメリカ国旗などを手掛かりに興味をひくなど、今までは躊躇していてなかなか行動に移せなかった生徒も、限られた空間だからこそ積極的になれたのかもしれません。スタッフとも気軽に話すことができるようになり、今日一日行動を共にしたことで一気に距離が近づいていました。花火は予想していた方向とは違うところから上がり、目の前の木々が邪魔をするという残念なところもありましたが、最後に連続して上がった花火は迫力があり、歓声や拍手が自然とわきました。現地の人の愛国心を感じた一日でした。
 明日は学校最終日。あっという間の一週間で、英語クラスについて「次回こそは…」とのコメントもある中終了してしまいます。最後の一日を悔いのないよう全力で駆け抜けてほしいです。

 

花火を待つ生徒たち

待ち時間の一枚

木々の向こう側の花火