文芸少女折下ふみかの華麗なる冒険 その42
学年末テストの一週間前。放課後一人で通学路を歩いていたら、おやという香りに足がとまる。低いブロック塀から梅の木が伸びあがっていて、花がほころんでいた。白梅だった。一つ一つの花が枝に連なるように咲いていた。梅の花は私に2月を感じさせる。え、もう2月なの? 2月といえば立春だ!(今年の立春は4日だった。その前の日が節分だよ)。体感ではまだ新年を迎えたばかりだというのに、気付けば1月はあっという間に過ぎ去っていた。1月はまあいろんな予定がぎゅうぎゅうに詰められていたせいもあるかもしれない。つまりは、忙しかったということだ。学年末テストもぶじに(?)おわった今、2月も半ばをすぎようとしていることにも驚きは隠せないが。
さて、今回のテーマはまたしてもバレンタインデーだ。2月の二大イベントといえば、「節分」と「バレンタインデー」だろう。「節分」については前のまえの回で話題にしたので、今回は「バレンタインデー」だ。いや「バレンタインデー」も前回のネタでしょ? そうなのである。そうなのであるが、今回もバレンタインデーについて書く。かくといったらかく。といっても、私はそこまでバレンタインデーに熱狂的になるタイプではない。友達がバレンタインデーだ! と躍起になっているのを見て、「ああ、もうそんな季節か」と感じるくらいだ(梅の香りのほうがよっぽど抒情的ですわ)。でも私なりにバレンタインデーは満喫する。そのことは前回報告したとおり。今回はチョコレートについて話をしたい。私はチョコレートが好きだ。友チョコをもらったり市場に美味しそうなチョコが売り出されているのを見ると、だから(バレンタインデーとは関係なく)テンションが上がる。甘い物は正義だ。正直、甘い物がないとやっていられない。甘い物万歳。そうそう、最近のバレンタインデーは昔とは少し異なるらしい。どうやら、自分にあげるためのチョコ、所謂「ご褒美チョコ」なるものが近年のトレンドらしい(そもそもバレンタインデーに女子が男子にチョコを贈るようになったのは「モロゾフ」の策略)。勿論、親しい友人や意中の人にチョコレートをあげるイベントであることには変わりはない。だが、自分のご褒美にちょっと高いチョコレートを買って自分自身を労るイベントとしても頭角を現しているようだ(そのきっかけに一役かったのは「ゴディバ」の「義理チョコやめませんか?」の広告らしい)。テレビの情報によると、ある人の相手に送る用のチョコにかける金額は1500円、自分のために買うチョコにかける値段は10000円らしい。その人はよほど疲れていたんだと思う(わかるー)。でもその人は買い物客でごった返している銀座のバレンタインデー市にチョコを買いに行っているくらいだから案外疲れていないのかもしれない(それもわかるー)。
義理チョコ、友チョコ、本命チョコ、ご褒美チョコと様々な形があるが、どれも全部一種の愛であることに変わりはない。これを今読んでいる人はだれかのためにチョコレートを買ったのでしょうか? 私は買いましたよ。それはもちろんご褒美チョコ(友達には付箋をあげてとても喜ばれました。メッセージも大うけです!)。まだ2025年度はおわっていないけれど、学年末テストも終わったし、やっとひといきつけるかな。よくがんばったな、ワタシ。