創立101周年記念講演会の生徒運営メンバーの軌跡と生徒感想【R4.10.13】

10月13日(木)に行われた上野千鶴子先生の記念講演会は、13名の生徒有志によって、すべて運営されました。

7月より集まった生徒有志の活動軌跡と、全校生徒の講演に対する感想を掲載いたします。

 

【運営メンバーの活動】

7月12日(火)~20日(水)運営生徒募集:2年生7名・1年生6名の計13名が集まる。

7月21日(木)第1回企画会議

~夏休み中 上野千鶴子先生の書籍を各自読む。~

8月24日(水)第2回企画会議(役割分担)

9月7日(水)~16日(金)全校生徒へのアンケート実施

9月27日(火)第3回企画会議(講演会詳細について・アンケート結果共有)

10月7日(金)第4回企画会議(ZOOMの操作確認・アンケートまとめ)

10月11日(火)第5回企画会議(全通し)

 

生徒たちは、進行係・質問係・運営係の3部門に分かれ、当日の司会原稿作成や全校生徒へのアンケート実施、全校生徒からの上野先生に対する質問集約ツールの選定など、多岐にわたる活動を行いました。

その努力が実って、当日は充実した時間を過ごすことができました。

また、探究の授業でお世話になっている、NPO法人DNAの沼田翔二朗さんに、アンケート結果の集約の方法やより全校生徒と一体となった講演会とするための方法を具体的にご指導いただきました。

 

【全校生徒の感想(抜粋)】

・「わきまえない女」というパワーワードがとても印象に残った。確かに自分は、褒められたり、認められたりすると自分なんかがと謙遜してしまうことが多々あったと思う。なので、これからは、自分だからこそできたもの、やり遂げられたものだ、と誇りを持てるような、わきまえない女になってみたいと思った。

・私は今まで中学生の時からずっとジェンダーについて興味があり、自分で調べたり探求したりしてきました。また、上野先生のことも新聞の悩み相談の記事で昔から知っていました。したがって、今回のこの講演会は今の私にぴったりと合っていると思い、運営に携わらせていただきました。運営では、放課後遅くまで活動をしなくてはならなかったり、初めての運営の経験ということで色々と戸惑ったり、大変でした。しかし、先輩が優しく接してくださったり友達が協力してくれたおかげで乗り越えることができました。そして、無事に講演会を成功させることができ、達成感を味わうことができました。講演会の感想としては、今まで知らなかったジェンダーについての大学の現状や政治についてくわしく知ることができ、驚きの連続でした。特に「情報はノイズから生まれる」という話が印象に残りました。日々の生活の中のモヤモヤを大切にして、そのことについて日々調べて研究していこうと思いました。アフタートークで特に心に残ったお話は、受援力と呼ばれる「人に助けてと言う力」についてのお話です。一人で孤独に生きていくのではなく、他者と力の貸し借りをしていくのが良いということでした。自分でどうしてもできないことがあったら、他の人に頼んでも全然いいのだということに気づき、これからの人生に生かしていこうと思いました。

・知識をつけることだけでなく日常の出来事から疑問を見つけて自分で研究していく力がこれからの社会を生きていく上で大切なのだと学びました。女子校と共学の違いも知ることができて楽しかったです。企業に男性だけでなく女性を入れたほうが良くなるというデータは特に面白いと感じ、どちらか片方ではなくて男女共同で物事に取り組むことが良い結果を生むのかなと思いました。