【総合探究】千葉大学法医学研究室見学

R6年1月5日、希望者による千葉大学大学院医学研究院附属法医学研究センター見学を行いました。

こちらは、三菱みらい育成財団による助成金を活用した企画です。

 12月に本校で講演をしてくださった本校卒業生の永澤明佳先生と教授の岩瀬博太郎先生にご講義いただいたり、解剖室や研究施設を見学させていただきました。

この経験を探究活動や自分の進路へ生かしていければと思います。

【参加生徒の感想(抜粋)】

〇一般臨床医と法医学者の違いが思っていたよりも明白で驚きました。Webで調べたときにはわからなかった違いがはっきりと理解することができ、とても良い経験になりました。他にも解剖室やCT、研究室などを見学できて、法医学についての理解度を深めることが出来ました。そしてさらに法医学を目指したいという気持ちが高まりました。

〇私は以前から法医学について興味がありました。今回の見学を通して、普段は入ることが難しい解剖室や研究室に実際に足を踏み入れて、自分の目で見た事で、自分のイメージしていた以上に興味深いお仕事だな、と感じました。特にご遺体から採取した血液や尿から薬物や毒物を分解する作業は面白そうだなと思いました。ご講演では解剖医の先生は解剖が必要なご遺体に対して非常に少ないことや、一概に法医学者と言っても、科捜研や監察医のように目的が異なると、名前が変わることなど、その他にも法医学のリアルについてもお話を頂き、自分にとって貴重な体験になりました。医者だけでなく、薬剤師や臨床の医師とも協力して解剖を行ってるのも非常に魅力的です。今後は、可能性を信じて自分の興味があることについては沢山調べ、学び現地に行ってみたりして行きたいと思います。

〇私は、ドラマ「監察医朝顔」を見て、将来解剖して死因を突き止めたいと思うようになりました。今回、初めて解剖室を見ることができたり、日本の解剖医の現状など今まで知らなかった事が知れて、貴重な体験を高校生ですることができたので、非常に嬉しかったです。今回の訪問を機にもっと解剖医という仕事を知りたいと思いが強くなり、将来解剖医の仕事に就きたいなと思いました。解剖医になれなくても、何らかの形で解剖の仕事に携わりたいです。世間的には、怖くて、不気味な印象を持たれてしまう仕事だと思いますが、ご遺体とご遺族に寄り添い、死因を突き止めて行く姿や、事件解決の重要な存在であることがすごくかっこいいです。また見学した際、明るく働きやすい職場の雰囲気を感じることができて、安心しました。少しでも、法医学に興味を持つ人や法医学者になりたいと思う人が増え、法医学が発展している世界のように、法医学が身近な存在になって欲しいなと思います。