太田女子高校100周年
創立100周年記念式典ならびに記念講演会が挙行されました!
●花いっぱい 穏やかな秋の日差しと晴天に恵まれた令和3年10月15日(金)午後2時から、群馬県立太田女子高等学校創立百周年記念式典ならびに記念講演会が、記念事業実行委員会主催により、本校体育館にて挙行されました。玄関や中庭、会場入口やステージまでも「花いっぱい」に彩られ、記念テーマ「咲き誇れ、百年の歴史」にふさわしい、厳かな中にも清楚で温かな雰囲気に学校中が包まれました。
●規模縮小なるも、無事挙行 「盛大なお祝いを」との関係者の願いに反して、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、当初予定していた規模を大幅に縮小しなければならない状況となりました。来賓招待やご挨拶依頼を見合わせたり、会場変更(太田市民会館→本校体育館)や祝賀会中止など、安全面に最大限配慮した事業の見直しをさせていただくにあたり、各方面でご理解ご協力を賜りました。そのような中、在校生は午前中2時間の授業ののち、3年生のみ体育館にて式典に参列、1・2年生については、正装の上、配信される中継映像を各HRで視聴する「リモート形式」参加となりました。
●式典開始 午後2時、体育館も教室も凜とした空気に包まれる中式典が開式され、中島洋明校長による式辞が述べられました。式辞の中で中島校長は、「伝統は生き物。時代の中で生かされてこそ真価が発揮され、より確かなものになる」と述べ、諸先輩が紡いできた本校の歴史と伝統を生かし、今後の時代を創造し牽引する力を培ってほしい、と在校生徒への願いが伝えられました。
また、記念事業実行委員長である井上惠津子様(同窓会みどり会長)からは、「生徒と教職員が強い信頼関係で結ばれた母校は同窓生の誇り。これからも校歌に謳われるよう『高き望みを抱きつつ』『広きこころを保つべく』国際社会に貢献できる心豊かな人に成長されるように」と励ましのメッセージをいただきました。
式では、物故者への慰霊黙祷やこれまで本校の教育活動にご尽力いただいた歴代校長・同窓会長・PTA会長への感謝状贈呈が行われました。結びに、生徒会長の2年伊集院早希さんが、「戦時中にも生き生きと行事や勉学に励んでいた先輩方の姿を過去の記念誌で拝見し、自分たちの制約多い環境と重ね合わせた。自分たちも自己をしっかりと見つめ困難を乗り越えて学校を発展させたい」と、生徒を代表して感謝と決意の言葉を述べました。
●記念講演会 続く記念講演会では、法政大学前総長・名誉教授で同大学江戸東京研究センター特任教授、東京都男女平等参画審議会会長を務められている 田中優子先生を講師にお迎えしました。コロナ禍にもかかわらず、田中先生には遠路本校まで足をお運びいただき、「自由を生き抜く実践知」の演題でご講演をいただきました。先生の豊富なご経験・ご見識に基づくお話を傾聴し、1時間の講演は瞬く間に過ぎていきました。